楽園追憶

日々のオタクコンテンツの感想や、昔のpcゲーについての思い出を書くブログ

TYPE-MOONの差し掛かった分岐点

 近頃のTYPE-MOON周辺のいろいろな情勢を見ていて、実は今、TYPE-MOONって重大な岐路に立っているのではないかと感じています。
 のでTYPE-MOONについてちょっと思うことを書きます。

TYPE‐MOON 10th Anniversary Phantasm

TYPE‐MOON 10th Anniversary Phantasm

分岐点

 それもこの分岐点は、TYPE-MOONの商業化などより遥かに重大なような気がします。

 TYPE-MOONの商業化について、私的には実はそれほどの感慨はなく、なるべくしてなった、という感じでした。
 そもそも当時のTYPE-MOONの状況としては、すでに月姫のアニメ化等々で同人というマスに収まりきらなくなっていましたし、より広いマスに移行したのは当然で、むしろ遅かったぐらいでしょう。無論これは批判ではなく、同人が好きな人間としては、TYPE-MOONが同人という場に拘ってきてくれたことは嬉しいことでした。

 閑話休題
 で、その分岐路ですが。

 TYPE-MOONは大別すると、ファンにとって2つのニーズを持っていると思います。

 1つは、エロゲーメーカーとしてのTYPE-MOON
 もう1つは、非エロゲー、ありていにいえば奈須きのこ武内崇両氏の活動。

 TYPE-MOONとはなんなのか。
 それは極論すれば奈須きのこ氏と武内崇氏のことでしょう。

 決してTYPE-MOONの他のスタッフの方々を蔑ろにするつもりはありません。
 ですが、それでもTYPE-MOONの活動という名のもとに行われることに両氏は欠かせないカリスマですし、逆に両氏がいないところTYPE-MOONの活動が行われた時、違和感を感じるファンは決して少なくはないのではないでしょうか。

 同人という場にTYPE-MOONがいたころは、この2つの面はあいまいでしした。
 そもそも同人サークルという存在が、社会的に見ればあいまい極まりない存在だったのですから、それは当然です。

 TYPE-MOONの商業化。
 TYPE-MOONの商業という場での、まず第一歩目の成功。それによる新たなファン層の獲得。
 奈須きのこ武内崇というTYPE-MOONのカリスマ的存在の、TYPE-MOONを離れた場所での相次ぐメジャーデビュー。
(商業デビュー自体はもっと前ですが)
 そしてTYPE-MOONシナリオライターの募集。

 今、TYPE-MOONの抱える二つの面が大きく分かれつつあるように感じます。

 今後、TYPE-MOONはどのような活動をしていくのでしょうか。
 そしてその活動の場には、奈須きのこ武内崇の両氏はいるのでしょうか。
 もしいるとして、では両氏のTYPE-MOON外での活動、それはどのような展開を見せていくのでしょうか。
 その活動がTYPE-MOONに与える影響、具体的にいえばTYPE-MOONが今の形を維持しつつ両氏が別の場で活躍するということは、両立するのでしょうか。しないのでしょうか。

 ファンとしては、この分岐路はすごく気になるところです。



 ……でココまで書いておいてなんですが。

 私自身は、この分岐点、それほど心配していません。
 というのは、確かに奈須きのこ武内崇の両氏はTYPE-MOONにおけるカリスマだと思います。
 では何故カリスマ足りえたのかといえば、結局、TYPE-MOONがやってきたことって、両氏のやりたいことだったのではないかと思えるからです。

 ファンってのはわがままなものです。
 ですが、クリエイター(と、時に嘲笑の対象となる呼称をあえて使わせてもらいますが)もわがままであるべきだと思います。

 わがままさが、今までファンを惹きつけてきた部分だと思いますし、それがなくなったら。それこそTYPE-MOONはファンにとってのカリスマ性を失うんだと思います。

 まあなんにせよ、TYPE-MOON奈須きのこ武内崇の両氏の活動には、今後も目が話せないなーと。
 そんな感じなこと考えましたとさ。