楽園追憶

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『楽園追放 -Expelled from Paradise-』素晴らしかったので感想な!

 楽園追放、見ました。素晴らしかった!

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』劇場予告編 (30秒) - YouTube

 

※以下、ネタバレ感想なので楽園追放見てない方は読まない方がいいかもです※

 

 

目次

 

 俺の大好きな方向の話だったし始終ニヤリとさせられるネタも豊富で飽きることなく楽しめました。

 とりあえず興奮さめやらないうちに色々書き殴っておきます。

 BDも劇場で買ってきたので後で何度か見直してさらに書きたい。

 どんだけおもしろかったんだよって、そんだけ面白かったんだよ! 

 

映像・描写のすばらしさ

 

  いろいろ誉めたいところはある(上からか)けど、3Dの最先端とも言うべきシャープで鮮やかな絵が、ダイナミックに動き回る。それでいて最大限アニメ的なウェットさも取り入れることに成功していて、アニメ好きとして満足度の高い映像。

 素晴らしい。

 描写の細かさ、いろいろな伏線の張り方、ストーリーと世界観が一体になってラストに収束していく感じも気持ちいいね。これはウロブチさんの話にはよくあることだけど、ウロブチさんならではというか小説的な収束の仕方だと思う。

 設定的にもSF定番のAIからの自我発生やリアルワールドを超越したコミュニティと、旧来の人類との相克といったテーマをストーリーやキャラクターの関係にも取り込みつつ、広野となった世界を旅するロードムービー(とインタビューでも言ってる)のようでもあり、刑事物定番の模範的×素行不良のコンビといったイメージしやすい関係性を生かしたプロットとか…楽しめるネタ満載で見応えが多い。ほんと多い。

 素晴らしい素晴らしい!

 

 伏線と細かい描写が生きまくっている点でも評価したい。

 誰の功績とか野暮なことを言うつもりはないけど、敵側をやすっぽく非人間的なやられ役と描写しないようにする細かい描写とか。ラストの大戦闘の終盤に、やられた敵の二人の捜査官が機動スーツから出て手当をしあってるシーンを一瞬出すとかもあるとないとでは大違いで、ああいうちょっとしたシーンが「あ、敵も人間なんだ」っていう感情的な気づきへの伏線となって作品の厚みを出してくれる。

 

 あとアンジェラとディンゴって名前もオマージュ的(実際はどうなのかとかは知らんし、それはどうでもいい)ですてきだったし、二人が並んでいるシーンで白いキラキラが舞っている(機動スーツとかロケットから薄利した氷とかそんなのだろうけど)描写も何度か意識的に使われて何かを暗示するような含みを持たせているとか。これも実際は特に意味はないというか綺麗だからやってるだけかもしれないが、こういう印象的な描写を作中何度もやるというのは視聴者側に考える要素を与えてくれて楽しい、というだけでなく、もっと言うとジョン・ウー的でニヤリとさせられる。

 

 AIのロボットも動きがいちいち細かくて。

 表情のないロボットだから感情を現すために動きで表現していたんだろうけど、ただ意味もなく動きが細かいというわけではなくAIが人間の感情を理解するために試行錯誤しているという台詞(好きという感情についてのAIなりの考察とか)を盛り込むことで制作の表現上の理由でそいう味付けをされていたというだけでなく、試行錯誤を続けながら人間的知性や人間への理解を深めているというストーリー上キャラ性格上のバックボーンが表現されていてちゃんと納得できるとか。

 素晴らし(略)

 

キャラのすばらしさ

 

 キャラもねぇ、ともかくアンジェラが可愛い。

 人格が成年女性で体が少女とかディンゴうらやま…ではなく、いい味付けだ。

 単に少女として可愛いといだけでなく、大人ぶろうとしている(実際大人の女性だけど)台詞とか行動が釘宮さんのツンデレイメージと完全にマッチ。まあそういう意味では性格ツンではないわけだが、ツンということへの意味付けを、性格です、っていうこと以外にちゃんとつけるととか実は珍しいのでは。

 いや、上手い伏線の建て方だと感心した。

 

 あーあと、ラストのロケットが上昇しつつ音楽への入りも、見ている側の感情的な昇華がされすぎていて「あー終わった!」っていうフィナーレ気分を満喫できる。だからこそその後のスタッフロールで余韻に浸れる。

 ストーリーが素晴らしくてもラストのこういうところがちゃんとしてないとスタッフロール中にもやもやさせられる映画とかも少なくないのですよ。その場合でも別の意味で映画のあとの感想(グチ)書きが捗るんですが、できれば誉める方の感想で捗りたいし、今回はそっちがほんと捗る。

 すばら(略?)

 

 ラストの爽快感にはアンジェラの可愛さ・感情の豊かさも一役買っていて、最初しかめっ面ばかりだったアンジェラが、最後は笑顔で終わっているところとかね。

 これもバーチャルからリアルへ再誕したアンジェラの、変化というか2つの世界の対比、旧来の人間性を否定した管理社会と、本来人間が持っている感情表現への回帰みたいな意味付けを感じる。

 何度もいうけど実際どうなのかは知らないし別に知りたくない(ということもないが、心の中だけで消化するだけでも十分です)、が、そういうことを想像して楽しめる含みを持たせてくれていることが、視聴者として何より嬉しいし、だからこそ語りたくなる。語ってる。

 

まとめ

 

 いやーもう語ることが多すぎて多すぎて!

 ともかくいろんな面で素晴らしい完成度。

 こういう作品を劇場で見られることには満足感高いったらなかった。

 何度も言って申し訳ないが、いやはや素晴らしい。

 

 絶対公開中に劇場に何度か観に行こう。うん、行こう。 

 小説も読んでないから買ってみようかな。

楽園追放―Expelled from Paradise― (ハヤカワ文庫JA)

楽園追放―Expelled from Paradise― (ハヤカワ文庫JA)

 

   インタビュー関係も面白そうでCGWORLDの今号とか、過去の特集号も買ってみるつもりだぜ。そのたびに感想とか描いてみます。はい。

 ともかく早くBDみたいし、また劇場に足を運びたい!

CGWORLD (シージーワールド) 2013年 02月号 vol.174