楽園追憶

日々のオタクコンテンツの感想や、昔のpcゲーについての思い出を書くブログ

23日 [木](6日目)日記

 東北ツーリング6日目の記録です。


 ここ数日中では珍しく、6時半という早朝に目が覚める。

 そして……とうとう晴れた!

 やったー! 晴れたー!! 天気予報あてんなんねー!! ひゃっほう!

 こうなると早くバイクで走り出したくてたまらなくなってくるけど、せっかく観光ホテルに泊まって朝食も用意してもらってるので、朝食の時間まで出発の準備をしながら待つ。 けど早く出発したい!



 というわけで出発!

 ここ数日天候が優れなかっただけに、今日の晴天はことのほか嬉しい。奥入瀬渓流の道路をゆっくりと流しながら、ルートを整理する。

 南に台風がいると言うこともあるし、明日からの天気なんてどうなるかわかったもんじゃない。 今日だってニュースによれば晴天に恵まれてるのはこの青森だけらしい。 秋田のほうは曇り。 となれば、もう今日は行けるところまでいくしかない! 目標は、ずばり最大の目的地である龍飛岬。その先はあまり考えてないけど、走れるうちに走って青森あたりで宿が取れればいい、と決める。

 ともかく今日は……走る!



 そう決めてしまうと心が軽くなってペースも上がってくる。

 まずは十和田湖方面に出てから八甲田方面に行き、ぐるりと八甲田を一週することに。 そんなことを考えながら寄ったガソリンスタンドで、おばちゃんが十和田湖と八甲田を一望できる道があるよ、と教えてくれる。 惣辺バイパスってやつかな? それは是非行かねば! おばちゃんにお礼をいいつつ逸る心を抑えつつ出発。



 やっぱりツーリングは最高だー!

 もう前日まで鬱気味だっただけに、そのはねっかえりで完全に躁状態。 始終にやにやしながらメットのなかで「ひゃっほー」だの「さいこー!」など叫ぶまくる。 走るバカ。 でも何度でも書きますが、やっぱ晴れると最高!

 教えてもらったコースは、おばちゃんの言葉に偽り泣く林の中を抜けながら左には十和田湖、右には八甲田を眺めるすばらしい景観のルート。 これまたメットのなかでおばちゃんに何度も感謝の言葉を述べながら、右へ左へゆらゆらとワインディングを楽しむ。



 さて、そんな気持ちいいコースを流していると時間がたつのも早い。

 あっというまに山間をぬけて八甲田と青森の分岐路に。 迷わず八甲田方面へ。

 しばらくちょっと退屈な(でも走りやすい)坂道を走ると、前方にいよいよ八甲田山が!

 十和田湖−八甲田周辺のルートは今回のツーリングの目的の一つだっただけに、テンションも上がってきます。 周りの景観も自然豊かで見飽きない。 紅葉にはすこし早いけど、ところどころに見える鮮やかな紅や黄の草木に目を奪われながら走り続けると……



 ……思ったより低い山かも? などと思いながら八甲田を一周するルートに入る。

 天気もいいし混んでるかと思ったけど、まだ午前中の早い時間(9時ぐらい)のせいか道はガラガラ。 思う存分ワインディングを楽しむ。



 楽しいとほんとに嘘のように時間は過ぎるもんで、なんかあっというまに八甲田山を一週。 もう終わりー? などと思ったけど時計を見れば一週分ぐらいの時間はたってる。 うーん、もっと走りたい。

 けど、さすがにもう一周してる余裕はない。 今日はこのまま龍飛岬を目指すんだから。

 もっともっと八甲田山に心を残しつつ、青森方面へ抜けるルート(国道103号線)に入る。

 林間を走るそれなりに気持ちいいルートながら、青森へ抜ける数少ない道だからか車が結構多かった。

 そのまま青森到着。 そのまま止まらず青森を西に抜けるバイパスへ。



 でバイパスから、国道26号線こと津軽あすなろラインへ。

 このあすなろラインはいい感じのワインディングの続く道。車もすくなくて走りやすかった。



 あすなろラインを降りてからは国道101号線でひたすら日本海沿岸の鰺ヶ沢を目指します。何しに鰺ヶ沢に行くのかというと、イカが美味いということなので、イカを食べに。



 日本海を眺めながらおばちゃんが焼いてくれたイカを食べる。確かに美味しい……けど、流石に一匹分を食べると飽きた。

 さて、どんどんいきましょう!

 イカを食べたらすぐに出発。



 龍飛岬を目指してひたすら広域農道を北上します。

 ほとんど直線の道がひたすら続く様は、まるで日本じゃないようです。っていうか、自分があんまりこういう道を走った経験がないだけですが……



 さて龍飛岬がちかくなってきました。

 とうとう、とうとうここまで来た! と、自分の気分も盛り上がる。

 考えてみれば、なんで龍飛岬に行きたいと思ったのか。 理由はよくわからない。 とにかくどこか遠くに行ってみたかった。 ただ行くんじゃなくて旅をしてみたかった。 ホントは今年は北海道に行くつもりだったんだけど、仕事の都合でいけなかったから、ツーリングのルートを決めてるときに北海道の近くの地図を見ていた。

 その時に龍飛岬が目に入った。

 行きたかった北海道に一番近い本州の先。 行ってみたくなった。 だから行くことにした。



 でも、結局目的地や理由なんてどうでもよかったのかも、と思う。

 とにかくどこか遠くに行きたくて、その理由と言い訳をさがしてただけなんだと思う。



 そしてその理由であり自分への言い訳である……目的地も近い。



 そして……とうとう……龍飛岬到着!



 ……実を言えば、龍飛岬について、そこに立ったとき、特別な感慨はなかった。

 よくも悪くも、そこは“北海道に一番近い本州”の岬というだけの場所だった。



 ここに来れば何かが起こるとか、なにか感じるとかそういうことを思っていた訳じゃないのは自分でもわかってた。

 ただ、それでもここが目的地。 ここが目指した場所だった。

 だから、龍飛岬についた時、ここ何日かの苦労も楽しさもすべて報われた気はした。 ここに来なければすべて無意味だったんだから。 

 ここが特別な場所だったんじゃない。 ここに“来た”ということに意味があった。



 だからだろうか。帰ろう、と思った。

 目的は果たした。 だからもうここにいる必要はない、と思ったら、無性に帰りたくなった。



 龍飛岬から東京までおよそ700km。

 走って走れない距離じゃない、と思えた。



 ……だから、今日で旅は終わりにしよう、と自然に思った。



 龍飛岬を出発。時間は午後5時ぐらい。

 国道14号線で津軽を南下。6時ぐらい、暗くなり始めたころに東北道の青森ICに到着。



 もうあとは高速を走るだけ。

 一昼夜走れば、まあ東京に着くだろう、と思って走り始めた。



 ……このあとのことはあまり書きたくないので割愛。



 ともかく、眠気と寒さに耐えながらひたすらひたすら走り続けました。





 結局東京に到着したのは翌日のAM6時ぐらい。

 ……途中SAとかで2時間ほど寝ただけで12時間走りっぱなしという強行軍になりました。

 もう二度とやんねーよ!(泣

 いや、ほんと辛かった……途中で何度やめようかと思ったか。



 そんなわけで、初めてのロングツーリングも終わりました。

 いろいろあったけど、というか楽しいことと辛かったこと、半々ぐらいな感じだけどやっぱりこういうことはやってみないと判らないことの方がおおいわけで、とにかく好奇心旺盛な自分としては興味深い旅となりました。



 まあ、またどっかにツーリング行ったときには、レポートでも書きます。

 では。